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やさしい法人融資



手形割引の教室



第3問





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銀行出身税理士の「やさしい法人融資」
〜手形割引の教室〜

第3問
どうすれば手形割引をしてもらえますか


ごくまれに、銀行の窓口に「これ割引したいんやけど」と突然手形を持ってくる方がいらっしゃいます。
第1問、第2問をご覧いただいておわかりのように手形割引は取立と異なり、あくまでも融資の一種ですからいきなり窓口に行ってその日に割引をしてもらうことは原則としてできません。
他の通常の融資と同じように貴社の決算書を提出したり、様々な質問に答えた上で短くても数日、長ければ数週間、銀行の回答を待つ必要があります。
OKが出ればいいのですが、断られることもあります。ガッカリですね。
できるだけOKしてもらうためにはどうすればいいでしょうか。
たとえば以下のようなやり方を参考にしてください。


@すでに融資を受けている銀行に申し込む

一見さんで割引してもらうのは大変です。
すでにどこかの銀行で借入の実績、返済の実績があればそれなりに信用してもらえますから話は早くなります。
もし融資取引を行っている銀行があるならまずそこに相談してみましょう。

A少額の手形をたくさん割引してもらう

額面1千万円の手形を割引して、もしそれが不渡りになれば買戻し(第2問参照)は大変です。
しかし、振出人がそれぞれ違う額面10万円の手形を100枚、割引してもらったらどうでしょうか?
たとえそのうちの何枚かが不渡りになっても何とか買戻しはできるでしょう。
この方法なら銀行は割引に応じやすくなります。

B優良な会社の手形を割引してもらう

第2問でおわかりのように、もし手形が絶対に不渡りにならないなら銀行には(あなたにも)リスクはありません。
たとえばトヨタ自動車の手形が不渡りになることは99.9%ありえないですよね?
このように優良な上場企業、もしくはそれに準ずる会社の手形であれば、あなたの会社のほうによほどの問題がない限り、銀行は割引に応じてくれるでしょう。

C最初は預金の範囲内で割引してもらう

もしあなたや家族が個人名義で100万円の定期預金をしているとしましょう。
そうすればあなたが経営する会社が100万円の割引をその銀行に依頼したときに銀行が応じてくれる可能性は高くなります。
なぜなら銀行は「もし不渡りになったらあの定期預金を取り崩して買戻ししてもらえるだろう」と考えるからです。
最初はこのように預金の範囲内で割引してもらい、徐々に割引の金額を増やしてもらうのもひとつの方法です。


どの銀行も信用金庫もそれぞれ独自の方針を持っています。
なかには新規の割引取引には極めて消極的な金融機関もあります。
どこかで断られてもあきらめず、他の金融機関にも問い合わせてみましょう。
ただいずれにせよあなたの会社自体の業況が悪ければ断られる可能性が高まるという点では割引は他の融資と一緒です。
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