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やさしい法人融資



手形割引の教室



第9問





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銀行出身税理士の「やさしい法人融資」
〜手形割引の教室〜

第9問
金融機関は手形の信用力をどのように調べるのですか?@


割引のために持ち込まれた手形の振出人、その会社について金融機関はどのように調査するのでしょうか?
もし振出人が同じ銀行の別の支店から融資を受けていたりすれば、その支店から決算書などを取り寄せることもできますが、そんな偶然はあまりないでしょう。

このような場合に金融機関がまず利用するのが外部の信用調査会社です。有名なところでは帝国データバンク東京商工リサーチの両社が挙げられます。
これらの信用調査会社は上場企業や大手有名企業から中小企業まで、日本全国の企業に関する膨大なデータを保有しています。
そのデータにはその企業の住所、設立年月日、代表者名、直近数年間の売上高や利益といった基本的事項が記載されているのです。
そしてもう一つ重要なのがその信用調査会社独自の基準でつけられた評点です。一種の格付けのようなもので、これがあまりにも低いとすなわちその手形の信用力も低いと見なされ、割引を断られる可能性があります。

もちろん帝国〜も東京〜も民間の会社でその調査力には一定の限界がありますから100%まるっきりそのデータに頼り切ってしまうことは危険です。
それでも日本各地の何十万という中小企業についてまず基本的な情報を知るための最も有力なツールであることは間違いありません。

ところで金融機関はデータベースを利用するため、これらの信用調査会社に多額の契約料を支払っています。
それに加えて私の勤めていた銀行では1社のデータを見るたびに一定の料金が発生するため、上司からはデータベースばかりではなくもう一つの調査方法もできるだけ活用するように指示されていました。
次の質問でそれを見ていきましょう。
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