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第10問
金融機関は手形の信用力をどのように調べるのですか?A

手形の信用力を調べるためのもう一つの方法、それは金融機関同士の間で行われる信用照会と呼ばれるものです。
例を挙げましょう。
A社は割引を依頼するため、メインバンクのB銀行へ1枚の手形を持ち込みました。手形の振出人は甲社という会社です。
手形に記載されている決済場所は乙銀行○○支店となっています。
この場合にB銀行は乙銀行に対して「甲社とはどんな会社ですか?」と問合せすることができます。これが信用照会です。
当座預金を開設して手形を決済しているということは、甲社にとって乙銀行○○支店がメインバンクである可能性が高く、そうすると甲社は乙銀行から融資を受けている可能性も高いということになります。
そうであれば乙銀行は甲社から決算書ももらっているから業績を把握しているわけです。
「甲社の了解も得ずに、乙銀行はB銀行へ勝手に回答をしていいの?」と皆さんは思われるかもしれません。
しかしこれは古くから慣行として行われているものであり、業界団体である銀行協会も事実上この制度を容認しています。
上の例では回答する側の乙銀行ですが、逆にどこかの手形の信用力を調べたい場合は照会する側に回りますよね?
銀行同士助け合うのはお互い様、そんな制度と言ってよいでしょう。
なお振出人が決済銀行に当座預金を設けているだけで融資を受けていない場合もあります。
そんなときは決済銀行としても毎月の当座預金の決済状況程度しか回答できないことになります。 |
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