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やさしい法人融資



手形割引の教室



第18問





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銀行出身税理士の「やさしい法人融資」
〜手形割引の教室〜

第19問
割引を嫌がられる手形について教えてください。


前問まで形式不備について説明しました。
形式不備は手形に法的な欠点があるわけですから、割引は100%断られることになります。

それでは形式不備ではなくとも、金融機関が割引を嫌がる手形にはどんなものがあるでしょうか?
この教室での講義を最初から思い出してほしいのですが、金融機関にとって、不渡りの可能性のある手形が割引したくない手形です。
つまり倒産の噂が絶えないような業績不振の会社の手形ですね。

しかし世の中に会社は数え切れないほどあり、業績不振か否かは
調べようとしてもわからないケースのほうが多いのです。
(どのように調べるかは第9問〜を参照ください)
そのため手形自体に表れるいろんな徴候を読み取ることが不可欠になります。

第15問では典型的な融通手形の特徴を挙げましたが、それ以外に、金融機関が警戒する手形の特徴として2点ほど追加しておきましょう。

@支払サイト(振出日から支払期日までの期間)が長すぎる手形

支払サイトが長いということは、振り出した会社の資金繰りが厳しいということを意味します。
各業界により差はありますが、一般にサイトはだいたい4ヶ月くらいまで、それ以上ですと「長いなあ」と感じますね。

昔は長い手形を台風手形(サイト7ヶ月)やお産手形(サイト10ヶ月)と呼んだりしたようです。

A裏書がびっしり書かれた手形

手形を譲渡する(現金の代わりに支払いに使う)場合は、譲渡する会社が手形の裏面に署名押印しなければなりません。

これを裏書といいますが、裏書が何度もされている手形は要注意です。
一概に言えませんが、受取人が「この手形は危ないな」と感じて、まるでババ抜きのように早く自分の手元から離そうとした可能性があるからです。
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